出荷シーズンを迎えたサイネリア=26日午後2時45分、小山市下国府塚

 卒業シーズンを迎え、式典会場を彩るサイネリアの出荷が栃木県小山市下国府塚の「とのつか花園」で始まった。

 同園は約1千平方メートルのビニールハウスに約7千鉢を栽培。県南地区の幼稚園や小中学校に約1千鉢を納品するという。26日は、従業員ら3人がピンクや紫、青色の花が咲きそろった鉢を集めて、葉の摘み取りや包装作業に当たった。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、県内でもイベント中止や開催延期が相次いでいる。戸野塚和俊(とのつかかずとし)代表(46)は「卒業式が開かれないと出荷数に影響するので、感染が収まることを願っています」と心配していた。